日曜日, 6月 12, 2005

『金大中 韓国を破滅に導く男』

出版社紹介文
草思社
ISBN: 4-7942-1242-9

ついに自殺者を出した対北不正送金事件への関与が明らかになった前大統領。初の大統領選出馬以来の言動を追いつづけたジャーナリストが〝民主化の闘士〟の実像に迫った衝撃の書。

「民主化の闘士」は、北朝鮮のエージェントだったのか?

金 大中前大統領にまつわる謎や疑惑は多い。曖昧な経歴、巨額の蓄財の由来。なかでも最大の謎は、北朝鮮との不可解な関係であろう。関与が明らかになった対北 不正送金事件はその一端にすぎない。1973年、金日成から故宇都宮徳馬議員を介して手渡された「文書」の中身は何だったのか。亡命した黄長燁元書記に酷 い仕打ちをしたのはなぜか。2000年の南北頂上会談のおり、金正日と2人だけの55分間の車中で何が話し合われたのか。1971年の大統領選初出馬いら い、この「民主化闘士」の言動を検証してきた韓国有数のジャーナリストが、数々の疑惑の核心に迫り、青瓦台を震撼させた『金大中疑惑』に最新情報を加えた 日本語版である。朝鮮半島情勢の帰趨を正確に見通すための必読の1冊!

【著者に聞く】 李度ヒョンさん『金大中 韓国を破滅に導く男』

本書は多くの疑惑の中から、経歴、巨額の蓄財、北朝鮮との関係にスポットを当て、その実像を浮き彫りにしてゆく。

 まず父と生年月日がはっきりしない。それは幸福とはいえない複雑な家庭に生まれたことに由来するものだが、彼は生年月日をあいまいにしておくこと で、自分にとって都合の悪い経歴を抹消しようとしている節があるという。また、大統領選に出馬したおりに書いた最終学歴は、高麗大学経営大学院、慶煕大学 産業経営大学院、慶煕大学院経済学科、木浦商業学校と二転三転している。

 「この事実を公表し、公人として、経歴をあいまいなままにするのはおかしいと指摘しても、国民は関心を示そうとしませんでした」

 さらに彼は、木浦商業学校を卒業してから政界に入るまでの行跡をひた隠しにしているという。

「一説によれば、南朝鮮労働党の前衛組織である民主愛国青年同盟の活動家で、非合法活動によって投獄された経験があるといいます。その後、彼は転向したと言っていますが、大統領在任中の太陽政策を見ても分かるように、北に対するシンパシーを持ち続けています

以上一部引用

0 件のコメント: